態制 の変更点

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✧ 態制
態制は動詞の表す行為をどの立場から見るか(事態のどの参与者を中心として見るか)を表す文法要素です。
これは一般にいう態とほぼ同じものだと考えて頂いて構いません。
ゼノスには能動、受動、使役、使役受動、相互があり、使役は6種類の下位分類があります。
無標は能動態になります。
相互態以外は動詞に接尾辞を付ける事で表します。
無時制の場合は末尾にLが付きますが、後ろに時制詞が置かれる場合はLを省略します。


&color(blue,){❖};【受動態】
受動は動詞に受動態化の態制接尾辞IFALを後接して表します。
無時制の場合は末尾にLが付きますが、後ろに時制詞が置かれる場合はLを省略します。

--例(自動詞無時制)
VUI SVEETIFAL PIS QUI
彼は彼女に走られる

--例(自動詞過去時制)
VUI SVEETIFA_ЯOG PIS QUI
彼は彼女に走られた

--例(他動詞過去時制)
VUI BANGIFA_ЯOG PIS QUI
彼は彼女に殴られた


&color(blue,){❖};【使役態】
使役はその下位分類として指令態、依頼態、誘導態、容認態、幇助態、不阻止態の6種類があり、それぞれ動詞に接頭辞を後接する事で表します。
#style(class=table_left)
|指令態|-ISEQUL|
|依頼態| -ISECHIL|
|誘導態| -ISETOL|
|容認態| -ISENAL|
|幇助態 |-ISESUL|
|不阻止態| -ISEZAL|

~詳細は以下の通りです。

-[指令態]
一般にいう通常の使役態に相当します。
つまり相手に指示、命令し実行させる事をあらわします。

--例(自動詞指令態)
LEXÄ SVEETISEQUL_ЯOG PIS MAIA
レキサがマイアに走らさせた

--例(他動詞指令態)
LEXÄ BANGISEQU_ЯOG GILEKI PIS MAIA
レキサがマイアにギレキを殴らさせた

-[依頼態]
これは指示・命令ではなく相手に依頼し実行させる、あるいは実行してもらう事を表します。

--例(自動詞依頼態)
LEXÄ SVEETISECI_ЯOG PIS MAIA
レキサはマイアに走らさせた
(レキサはマイアに走ってもらった)

--例(他動詞依頼態)
LEXÄ BANGISECI_ЯOG GILEKI PIS MAIA
レキサはマイアにギレキを殴らさせた
(レキサはマイアにギレキを殴ってもらった)

-[誘導態]
誘導態は実行させたい内容を直接的にいう事はなくあくまでも間接的に(実際に会話自体はしたとしても)相手に実行させる事を表します。
例えば主語の誘導者が相手に走らせたいという思惑がある場合に直接的に指示や依頼をしたりせずに「今走るとヒーローになれるらしい」などと遠回しに言って相手自らがその動作を実行するように仕向ける状況を表すのが誘導態です。
他にも動物をおびき寄せるためにエサを置く事でその動物が歩いてきた場合などもこの誘導態で表します。

--例(自動詞誘導態)
LEXÄ SVEETISETO_ЯOG PIS MAIA
レキサがマイアに走らさせた

--例(他動詞誘導態)
LEXÄ VARMISETO_ЯOG NEHJ PIS MAIA
レキサがマイアに木を燃やさせた

-[容認態]
容認態は相手からの要望に対して許可・容認する事で相手の実行を許す事を表します。

--例(自動詞容認態)
LEXÄ LOOMISENA_ЯOG PIS MAIA
レキサはマイアに眠らさせた

--例(他動詞容認態)
LEXÄ ESPISENA_ЯOG PRAUD PIS MAIA
レキサはマイアに窓を開けさせた

-[幇助態]
幇助態は相手にある事象を発生させる願望や事象の実現の必要性などがあり、それに対して主語が望みを叶える、もしくはその望みの実現を手伝う事を表します。
例えば、マイアという人物がギレキという人物を殴ろうとしているところをレキサという人物がギレキの体を抑えるなどして実行を手助けするような状況がそれにあたります。

~他にもマイアという人物がパンを食べたいという願望があるところをレキサという人物がその望みを知り、「これ食べていいよ」とパンを与える、
もしくはマイアという人物がパンを食べないとならない場面でレキサがマイアの口元でパンを持っていてあげる事でパンを食べるという事の実現を補助するような状況も幇助態で表します。

--例(自動詞幇助態)
LEXÄ KROKKISENA_ЯOG PIS MAIA
レキサはマイアに歩かさせた

--(他動詞幇助態)
LEXÄ GRAPPISENA_ЯOG HAPAM PIS MAIA
レキサはパンをマイアに食べさせた



-[不阻止態]
不阻止態は意志的であれば相手が行為を実現しようとしてるところを阻止せずに放任する事を表し、
無意志的であれば相手が行為を実現しようとしてるところを気付かない、もしくは何らかの理由で阻止できない事を表します。

--例(自動詞不阻止態)
LEXÄ TLOOSISEZA_ЯOG PIS MAIA
レキサはマイアに逃げさせた

--例(他動詞不阻止態)
LEXÄ DAIZISEZA_ЯOG GILEKI PIS MAIA
レキサはマイアにギレキを殺させた

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ゼノスの使役はこのように分けられています。
他動詞のところでも書いてありますが、
例えば

~A 「電球替えてもらえない?」
B 「いいけど、青い電球に変えていい?」
A 「いいよ」
B 「足場が不安定だな」
A 「じゃあ私が体抑えておくよ」
(AがBの体を抑えて電球を替えるのを補助する)


~というような連続性のあるやり取りがあった場合は、一言で言えば「AがBに電球を替えさせた」であってもそれが(この例の場合は)依頼態なのか、容認態なのか、幇助態なのかの判断は困難なので、
こういった場合は包括的に表せる使役態接尾辞「ISHEL」を使います。
(というか実際には上の例のように連続性があるやりとりがなくても明確にどの態なのかを明示する必要性がない限り日常的にはISHELが使われます)

-[使役態] ISHEL

--例(自動詞使役態無時制)
LEXÄ SVEETISHEL  PIS MAIA
レキサがマイアに走らさせる


--例(他動詞使役態)
LEXÄ BANGISHE_ЯOG DAѤL PIS MAIA
レキサがマイアに壁を殴らさせた

&color(blue,){❖};【使役受動態】
使役受動は使役受動態化の態制接尾辞IMAGИALを動詞に後接して表します。

--例(自動詞無時制)
VUI SVEETIMAGИAL PIS QUI
彼は彼女に走らさせられる

--例(自動詞過去時制)
VUI SVEETIMAGИA_ЯOG PIS QUI
彼は彼女に走らさせられた

--例(他動詞過去時制)
VUI BANGIMAGИA_ЯOG PIS QUI
彼は彼女に歌わさせられた


&color(blue,){❖};【相互態】
相互は「〜し合う」の意味で、相互態化の態制接頭辞WEを動詞に前接する事で表します。

--例(自動詞相互態無時制)
VUIN WESVEET
彼らは走り合う

--例(他動詞相互態過去時制)
VUIN WEBANG_ЯOG
彼らは殴り合った

~相互態のみ他の態制と共起可能です。

--例(他動詞使役相互態過去時制)
QUI WEBANGISHE_ЯOG PIS VUIN
彼女は彼らに殴り合わさせた