心制 の変更点

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✧ 心制

これは命題に対する話者の認識・心情を表す文法要素です。

認識系・命題に対する話者の認識・心情
対人系・命題についての聞き手(場合によっては話者自身)へ向けた心情
の2つに分けられています。
認識系は言語学でいう認識的モダリティに相当し、対人系は対人モダリティに相当します。
前にくる語、句、節、文は全て命題扱いになります(動詞がない場合は日本語でいえば”である”が省略されているものだと考えます)。
一応訳例は載せてますが、ただ使う分には同じような感覚で使えるというだけで、定義や考え方は日本語と完全に同じと言い切れる保証はないので注意が必要です。


&color(blue,){❖};【認識系】
認識系の心制詞は命題の後ろに置きます。


#style(class=table_left)
|完全肯定|GED|〜だ|
|完全否定|DIVAIZ|〜ではない|
|肯定的推量|FIZOWDИ|〜だろう|
|否定的推量|EDAѤGИ|〜ないだろう|
|肯定的必然性|LONVADGH|〜に違いない|
|否定的必然性|IGMOѤVИ|〜ではないに違いない|
|肯定的当然性|SOBIDGH|〜のはずだ|
|否定的当然性|EVOIZ|〜のはずがない|
|肯定的可能性|FINUVANSH|〜かもしれない|
|否定的可能性|WEDRAѤNИ|〜ではないかもしれない|
|肯定的既定性|CASSHENDGH|〜に決まっている|
|否定的既定性|JODDINZ|〜ではないに決まっている|
|判定中|FENOU|〜かな|
|判定不能|NAVALEENИ|〜かどうかわからない|
|伝聞推定|SNEEŸ|〜だそうだ、〜らしい|
|観察推定|WINEEDИ|〜みたいだ、〜ようだ|

#style(end)







-[完全肯定] GED
命題に対してそれが完全に真であるという話者の認識・心情を表します。
通常は無標でもこの完全肯定の心制になりますが、GEDを明示する事で強く断定するニュアンスが強調されます。

--例
EI FOS TERM GED!
これは林檎だ!


-[完全否定] DIVAIZ 〜ではない
命題に対してそれが完全に偽であるという話者の認識・心情を表します。
後置の否定詞として扱われていますが、このDIVAIZは本来の分類としては心制詞になります。

--例
EI FOS TERM DIVAIZ
これは林檎ではない


-[肯定的推量] 〜だろう
命題に対して肯定的であるもののそれが真であると言い切れない不確かな要素があるという話者の認識・心情を表します。
--例
EI FOS TERM FIZOWDИ
これは林檎だろう

-[否定的推量]   EDAѤGИ 〜ないだろう
命題に対して否定的ではあるもののそれが偽であると言い切れない不確かな要素があるという話者の認識・心情を表します。

--例
AI FOS TERM EDAѤGИ
あれは林檎ではないだろう



-[肯定的必然性] LONVADGH   〜に違いない
命題に対してそれが真である必然性が存在するという話者の認識・心情を表します。

--例
EI FOS TERM LONVADGH
これは林檎に違いない

-|否定的必然性|IGMOѤVИ|〜ではないに違いない|

命題に対してそれが偽である必然性が存在するという話者の認識・心情を表します。

--例
EI FOS TERM IGMOѤVИ
これは林檎ではないに違いない

-[肯定的当然性] SOBIDGH 〜のはずだ
命題に対してそれが真である当然性が存在するという話者の認識・心情を表します。

--例
EI FOS TERM SOBIDGH
これは林檎のはずだ 

-[否定的当然性] EVOIZ 〜のはずがない|
命題に対してそれが真である当然性が存在するという話者の認識・心情を表します。  

--例
EI FOS TERM EVOIZ
これは林檎のはずがない


-[肯定的可能性]
命題に対してそれが真である可能性が存在するという話者の認識・心情を表します。

--例
VUI DAIZ_ЯOG QUI FINUVANSH
彼が彼女を殺したのかもしれない


-|否定的可能性|WEDRAѤNИ|〜ではないかもしれない|
命題に対してそれが偽である可能性が存在するという話者の認識・心情を表します。

--例
VUI DAIZ_ЯOG QUI WEDRAѤNИ
彼が彼女を殺したのかもしれない


-[肯定的既定性] CASSHENDGH 
命題に対して真であるという既定性が存在しているという話者の判断・心情を表します

--例
EI FOS TERM CASSHENDGH
これは林檎にきまっている

-[否定的既定性] JODDINZ 〜ではないに決まっている 
命題に対して偽であるという既定性が存在しているという話者の判断・心情を表します

--例
EI FOS TERM JODDINZ
これは林檎ではないに決まっている


-[伝聞推定] SNEEŸ  〜だそうだ、〜らしい
命題に対して真であると推定できる他者からの情報が存在するという話者の認識・心情を表します。

--例
EI FOS TERM SNEEŸ
これは林檎らしい

-[観察推定] WINEEDИ 〜みたいだ、〜ようだ
命題に対して真であると推定できる一定の証拠が存在するという話者の認識・心情を表します。

--例
VUI GENOW LOOM_ЯES WINEEDИ
彼は眠っているようだ


-[判定不能]NAVALEENИ 〜かどうかわからない
命題に対して真なのか偽なのかの判定ができないという話者の認識・心情を表します。

--例
EI FOS TERM NAVALEENИ
これが林檎かどうかわからない


-[判定中] FENOU 〜かな
命題に対して真なのか偽なのかまだ判定に至らず、別の可能性も感じているという話者の認識・心情を表します。

--例
AI FOS TERM FENOU
あれは林檎かな





&color(blue,){◆};【対人系】
対人系の心制詞も命題(+認識系)の後ろに置きます。
基本的に命題についての聞き手への心情を表しますが、場合によっては話者自身に向けて使う場合もあり、詠嘆もここに含まれています。
これは日本語でいうモダリティを表す終助詞に相当します。

#style(class=table_left)
|確認・同意要求|NOY|〜ね|
|懐疑|NEE|〜ねぇ|
|教示|YOO|〜よ|
|警告|YEDGH|〜ぞ|
|通常疑問|TIO|〜か、〜ですか|
|追求疑問|NOZZ|〜なのか|
|自問|KEU|〜か|
|詠嘆|NAѤN|〜なぁ|
#style(end)


-[確認・同意要求] NOY  〜ね、〜よね
命題内容について聞き手へ確認や同意を求めるという話者の心情を表します。

--例
EI FOS TERM NOY?
これは林檎だよね?


-[通常疑問] TIO  〜か
命題内容について聞き手へ回答を求めるという話者の心情を表します。
--例
EI FOS TERM TIO?
これは林檎ですか?

QUI LOOM_ЯEN:LIS TIO?
彼女は眠っているのですか?


-[追求疑問] 〜なのか?
命題内容について聞き手へ回答を求めるという話者の心情を表しますが、TIOとは違い、早急に回答を迫るようなニュアンスが含まれています。
--例
EI FOS TERM NOZZ?
これは林檎なのか?


-[教示]   YOO   〜よ
命題内容について聞き手へ向けて発話してるという話者の心情を表します。

--例
FEW DAIZ_ЯOG VUI YOO
あなたが彼を殺したんだよ

-[警告]  YEDGH  〜ぞ
命題内容について聞き手へ注意を向けさせたいという話者の心情を表します。

--例
DAIZ YEDGH
殺すぞ


-[懐疑]  NEE   〜ねぇ
命題内容について聞き手へ疑いがあるという話者の心情を表します。

--例
EI FOS TERM NEE
これが林檎ねぇ


-[理解要求] WEND 〜なんだ
命題内容について聞き手へ理解を求めるという話者の心情を表します。

--例
EI FOS TERM WEND
これは林檎なんだ

-[自問] KEU 〜か 〜のか
命題内容について自身への問いかけ、もしく命題内容について理解、納得ができたという話者の心情を表します。

--例
EI FOS TERM KEU
これが林檎か

-[詠嘆] NAѤN 〜なぁ 
命題内容について感動、感嘆を感じるという話者の心情を表します。

--例
EZ TERM FOS HИEWZY NAѤN
この林檎は赤いなぁ

&color(blue,){❖};【拡張詞】
心制の拡張詞は基本的には命題の前に置き、命題の後ろに置かれる心制詞の意味合いを補足するものです。
一応相当すると思われる訳例を載せてますが、心制詞と同様に日本語と同じ感覚で使えるものの定義や考え方は完全に同じという保証はないので注意が必要です(というか拡張詞は特に異なります、無理矢理対応させてるくらいに考えておいたほうが良いかと思います)。
ちなみに拡張詞の基本的な置き場所は命題の前になるのですが、実際は心制詞の後ろや主語の後ろに置く事も可能で、心制詞が使われない場合でも自動的に完全肯定の心制になるので拡張詞単独でも使用可能です。

#style(class=table_left)
|確信|LECCES|きっと|
|共感|HADONICH |さぞかし|
|直感|OUVIN|多分|
|論理|EDYULIM|おそらく|
|想起|MENIOL|確か|
|同調|EGNIC|確かに|
|根拠|ISHPLANS  |もしかしたら|
|無根拠|HAPPSECH |ひょっとすると|
|齟齬|JUIM|どうも|
|示唆|NORWANS|どうやら|
|想定|PASHEC|やはり|
|非想定|ASHPEC|まさか|
#style(end)

-[確信]    LECCES  きっと
命題に対する認識・心情が直感と論理の両方から発生したものだという事を表します。
(これは日本語では話し手の強い信念を表すとされているので実際は日本語でこの意味はないので注意が必要です)
--例
LECCES VUI SVEET_ЯUZ FIZOWDИ
きっと彼は走るだろう


-[共感]   HADONICH    さぞ
命題に対する認識・心情が他者への共感から発生したものだという事を表します。
--例
HADONICH VUI WONZ LUTEW MEWS_ЯOG FIZOWDИ 
さぞ彼を愛していたんだろう

-[直感]  OUVIN      多分
命題に対する認識・心情が直感から発生ものだという事を表します。

--例
OUVIN VUI DIN DOIZ_ЯUZ FINUVANSH
多分彼は死なないかもしれない


-[論理]     EDИULIM おそらく
命題に対する認識・心情が一定の論理から発生したものだという事を表します。

--例
EDИULIM VUI LUTEW ZART_ЯOG VEW ENED FIZOWDИ 
おそらく彼がここに座っていたんだろう

-[想起]     MENIOL   確か
命題に対する認識・心情が経験や記憶から発生したものだという事を表します。

--例
MENIOL EI FOS TERM SOBIDGH
確かこれは林檎のはすだ


-[根拠]  ISHPLANS  もしかしたら
命題に対する認識・心情が何らかの根拠から発生したものだという事を表します。

--例
ISHPLANS AI FOS TERM FINUVANSH
もしかしたらあれは林檎かもしれない


-[無根拠]HAPPSECH ひょっとすると
命題に対する認識・心情が一切の根拠がないところから突然発生したものだということを表します。

--例
HAPPSECH VUI DAIZ_ЯOG QUI FINUVANSH

-[同調]     EGNIC     確かに
命題に対する認識・心情が他者の意見から発生したものだという事を表します。

--例
EGNIC EI FOS TERM (GED)
確かにこれは林檎だ

-[想定]    PASHEC   やはり
命題に対する認識・心情が以前にも発生していたという事を表します。
 
--例
PASHEC EI FOS TERM FINUVANSH
やはりこれは林檎かもしれない

-[非想定]  ASHFEC まさか
命題に対する認識・心情が以前には発生してなかったという事を表します。

--例
ASHFEC EI FOS TERM DIVAIZ NOZZ?
まさかこれは林檎ではないのか?

-[齟齬]      JUIM    どうも
命題に対する認識・心情と自身の予想や期待との間にズレがあるという事を表します。

--例
JUIM EI DИUS TERM FINUVANSH
どうもこれは林檎ではないかもしれない


-[示唆]  NORWANS   どうやら
命題に対する認識・心情が一定の基準点まで証拠が揃った事で決定されたという事を表します。

--例
NORWANS VUI SVEET_ЯUZ WINEEDИ
どうやら彼は走るみたいだ