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空間制

Last-modified: 2017-05-06 (土) 14:02:07

✧ 空間制

空間制は冠詞と同様にスロット式です。
VCVCという作りで左から最初のVが第一スロット、次のCが第二スロット、次のVが第三スロット、最後のCが最終スロットとなっており、各スロットに表したい要素を指定して一つの空間制詞を作ります。

[空間制の各スロット]
各スロットについては下記の通りです。

  • [第一スロット(軸)]
    話者から見た空間情報なのか、聞き手から見た空間情報なのかを指定します。
    注意が必要なのは空間制の場合はÜは/u/ではなく、/wu/と発音し、Äは/a/ではなく/ja/と発音します。
Ü話者
Ä聞き手
  • [第二スロット(位置)]
    第一スロットで指定した軸からどの位置(方向)での事象なのかを指定します。
T不定
L
B
S
G
C
D
J
SH西
  • [第三スロット(距離)]
    第二スロットで指定した位置(方向)の距離を指定します。
    この第三スロットと第二スロットはまとめて一つの音節スロットとして解釈した場合はαスロットと言います。
    A不定
    E短距離
    U中距離
    O遠距離
  • [最終スロット(範囲)]
    その事象がどのくらいの範囲で発生しているのかを指定します。
    Щ不定
    Σ小範囲
    Ω中範囲
    Г大範囲

【空間制詞について】

空間制詞は通常は時制詞の後ろに置き、間に「/」を入れます。


  • VUI LOOM_RES/ÜSAЩ
    彼は”(話者から見て)左で”眠る

ですが実際に時制詞は必須ではなく、時制詞を省略する場合でも使用可能です。


  • VUI LOOM_ÜJAЩ
    彼は”(話者から見て)前”で眠る

修飾節の成分に空間制詞も入れて語を修飾する場合は、時制詞を使用した場合と同じように、修飾詞化の接尾辞ЖYを空間制詞に後接します(この場合発音は[ɾiː]になります)。


  • VUI SVEET_LOOM_ЯOG/ÜSAЩЖY MEIC
    彼が私の左で眠る時

【複合空間制】
最終スロットの前には任意で位置+距離の音節スロットを複数追加する事ができます。
(最終スロットの名称が第四スロットではないのはこのためです)
最初の位置+距離の音節スロットをαスロット、次に追加された音節スロットをβスロット、次がγスロット、次がΔスロット...のように音節スロットとしての名称はギリシャ文字を使い、その順番になっています。
音節スロットを追加した場合は最終スロットの範囲は一つ前の音節スロットで指定された最終地点である情報(位置+距離)の範囲を表す事になります。
ただ、ロジバンのように”範囲の方向”などは表す方法がありません。

VUI WIN-SVEET_ЯES/ÜSOГ
彼は”(話者の)左大距離の大範囲で”走り回る

VUI SVEET_ЯES/ÜSOLEГ
彼は”(話者の)左大距離の上中距離の大範囲で”走る