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向制

Last-modified: 2017-05-15 (月) 05:59:30

✧ 向制

向制は動作の方向性を表します。
日本語の順行態・逆行態やロシア語の定動詞・不定動詞から抽出した順行・逆行・定・不定などの成分を独立させたような文法要素です。
向制詞は動詞の前に置き、動詞との間を”-”で結びます。
向制は”同時系”と”目的系”に分けられていて、それぞれ「一方向タイプ」と「二方向タイプ」が存在します。
一方向タイプは、「A(出発点)→B(通過点)→C(帰着点)」や「方向不定」の運動を表し、
二方向タイプは、「A(出発点)→B(通過点)→C(帰着点)→B(通過点)→A(出発点)」や「A(出発点)→B(移動先)→?(行き先不定)」の運動を表します。
本来は実空間においての移動の方向性を表すものですが、心理的な移動や状態の移動(移行)の方向性も表します。
具体的には「空間移動用法」と「時間移動用法」と「認知移動用法」と「状態移動用法」と「心理移動用法」の5種類の用法があります。

【注意点】
各向制詞についての説明の前に幾つかの注意点を説明しておきます。

まず順行と逆行についてです。
順行・逆行は日本語では概ね「〜していく・してくる」に対応していますが、
これは日本語のように「〜する。それからいく」や「〜する。それからくる」のような継起(順次動作)の意味はありません。
例えば「HИUN-SVEET(走っていく)」は「(どこかで)走る。それから行く(移動する)」ではなく、「(ある地点から)走るという動作(方法)で(ある地点へ)いく(移動する)」という意味になり、
同様に
「HИUN-ЯEVAS TERM(林檎を持っていく)」は
「(ある地点から)林檎を持ちながら(ある地点へ)いく(移動する)」
というような付帯的な移動の意味になります。
説明の通り後者は付帯的、前者は移動の方法なのですが、
前者は「走りながら行く」のように付帯的に考える事もできるため、ゼノスでは移動の方法と、付帯的な移動は実際には区別はしませんので両方「空間移動用法」に含まれます。
(ちなみ向制詞を使った表現の場合は移動の方向性が重要になるので、
例えば歩くで言えば
移動の完了が一歩で済むのか複数歩なのかは問題にならず、
動詞部分が単発動詞か連発動詞なのかは文脈等で判断し、基本的には動詞は原形のまま使用しますが、区別が必要な場合は動詞を接辞で単発か連発に変えて表します(詳細は空間移動用法のところで説明します)。

[5種類の用法]
そして「空間移動用法」「時間移動用法」と「認知移動用法」「状態移動用法」「心理移動用法」の5種類の用法についてです。

空間移動用法」は向制の最も基本的な使い方で、空間においての移動の方向性を表します。
注意が必要なのは空間移動用法の中でも「具象空間移動用法」と「抽象空間移動用法」の2つの区別があります。

「具象用法」とは順行でいえば、実空間においてA地点からある動作をしながらB地点へ物理的に移動する事を表します。
例えば
VUI HИUN-ЯEVAS_ЯOG TERM PLOW YUNED
彼はそこまで林檎を持っていった
(これは彼が話者のいる位置から林檎を持ちながら離反し”そこ”という帰着点へ身体的に移動をした事を意味します)

それに対して「抽象用法」とは、話者の観念空間(話者のイメージの中)での主に抽象物(心、興味、感情など)の移動を表します。
例えば
VUITS LUX HИUN-SEEM_ЯES SHVAR QUI
彼の心が彼女から去っていく

のような表現です。
(この場合は向制詞を使わずに”SEEM_ЯOG(去った)”だけでもQUIからの離反の意味になりますが、向制詞HИUNを使う事でQUIから彼の心が徐々に遠ざかるという移動の方向性のニュアンスが強調されます)

更に具象空間移動と抽象空間移動には「主体型」と「対象型」の区別があります。
例えば逆行(の具象空間移動)の

VUI QON-BOSH_ЯOG TERM
彼が林檎を投げてきた

は主体型と解釈すれば、
「彼が話者(の位置・方向)に林檎を投げるという動作をしながら移動してきた」
になり(この場合厳密には投げられた林檎自体の移動方向は話者にではない可能性もあります)、
対象型と解釈すれば
「彼が話者(の位置・方向)に林檎を投げるという動作をし、目的語の林檎のみが話者の位置に移動してきた(動作主体の彼自身は話者に向かって移動してこない)」
のようになります。
つまり、主体型は「目的語の対象物だけでなく主語自体も移動する事」を表し、
対象型は「主語自体は移動せずに対象物のみが移動する事」を表します。
(自動詞の場合は例外なく主体型になります)

ここで重要なのは向制詞を使った表現は基本的には動詞部分が単発なのか連発なのかの区別は重要ではないので、動詞は原形のまま使用しますが、
例えば

VUI QON-BOSH_ЯOG EAC'TERM
彼が林檎(複数)を投げてきた

のように複数を表す要素が指定された冠詞が付いている場合(もしくは複数である可能性も想定される場合)は、これが対象型だとして例えば「複数の林檎(籠ごと投げる等)を一度に投げてきた」のか「カゴなどに入っている複数ある林檎を一つ投げてきて、また一つ投げてきてを繰り返してきた」のかという区別をしたい時もあり、
そういった場合は動詞部分を単発か連発に変えて解釈を限定します。

VUI QON-BOSHNS_ЯOG EAC'TERM

であれば動詞部分が単発動詞になっているので投げるという動作は一回きりという解釈しかできなくなるので
「複数の林檎(籠に入っている等)を一度に投げてきた」
の意味になり

VUI QON-BOSHING_ЯOG EAS'TERM

であれば動詞部分が連発動詞になっているので投げるという動作が複数回という解釈しかできなくなり、しかしTERMには単数を表す要素が入った冠詞が付いているので、
「林檎を一つ投げてきて、また一つ投げてきてを繰り返してきた」
というように解釈を限定する事ができます。

時間移動用法」は空間移動用法を時間に拡張したようなもので、ある時点(主に話者の発話時)を基準点とした移動の方向性を表します。

例えば順行なら
VUI HИUN-MИEWS_ЯES QUI BIZ DOIZ
彼は死ぬまで彼女を愛していく

であればA地点(話者の発話時点=現在時点)から(離反し)彼女を愛するという動作をしながらC地点(未来の死ぬ時点)へ向かうという空間ではない時間移動の方向性を表します。

逆行なら
ЯAI QON-EVÖL_ЯOG BIZ ENED
私はここまで生きてきた

のように、A地点(過去のある時点)からC地点(話者の発話時点=現在時点)まで生きるという動作をしながら接近(到達)したという時間移動の方向性を表します(時間移動用法は逆行の場合はC地点(基準点)が現在時点で出発点が過去のある時点なので特殊な状況でない限り過去時制詞を使用し、到達を明確にする場合は完了の相制詞ZETSを使用する事になります
)。

認知移動用法」は話者の認知領域においての移動の方向性を表します。
認知領域とは話者がそれを認識できる範囲の事で、それは視覚、聴覚、触覚などが含まれます。
例えば逆行の

FAM QON-BLOOM_ЯES
雲が流れてくる

がそれにあたります。
実空間での事なので空間移動用法と区別が微妙ですが、この場合は、話者自身の位置に接近してきてるわけではなく、雲が流れるという動作をしながらあくまでも”話者が視認できる領域(視覚的な認知領域)”に徐々に接近する事を意味します。
これはA地点(話者の認知領域外)からC地点(話者の認知領域内)への接近という移動の方向性を表している事になります。

これとは逆に順行の

FAM HИUN-BLOOM_ЯES
雲が流れていく
であれば

雲が流れるという動作をしながら話者の視認できる範囲から移動し見えなくなっていくという事を意味します。
これはA地点(話者の認知領域内)からC地点(話者の認知領域外)への移動の方向性を表している事になります。

心理移動用法」は移動という名称が付いていますが、A→(B)→Cという方向性の意味合いはあるものの移動の意味はほぼ消滅しています。

例えば逆行の
「VUI QON-PЯAYM」は「彼が(話者を)見てくる」という意味になりますがこれは空間移動用法ではないので「見るという動作をしながら話者に接近してくる」のような意味ではなく、主語となる人物の話者に対する見るという動作が話者にとって「自身に(何らかの意図があって)向けられている」と感じているニュアンスを表します。
移動性があるとするならば、自分に対して見るという動作に加えて相手からの意識が接近してくる(と話者が感じる)という感じです。

VUI QON-ЯEVAS TERM
彼が林檎を持ってくる

が空間移動用法であれば
「林檎を持ちながら話者(の位置・方向)へ接近してくる」
という意味になりますが、
心理移動用法であれば
「林檎を持つという動作が(何らかの意図があって)話者に向けられた行為」のように話者が感じている事を意味します。

最もわかりやすい例を示すと、日本語でいえば将棋の対局で

「彼が飛車を打ってきた」

がゼノスでいえば逆行の向制詞を使った心理移動用法の表現にあたります。
これは対局相手の彼が飛車を打つという動作の中に話者への対抗意識のようなものが内包されていて、それを話者へ向けている(話者へ向けられた動作)と話者が感じているという意味を持つとゼノスでは解釈されます。
彼(A地点)から話者(C地点)へ向かう方向性を持った対抗意識のようなものが接近してきたというニュアンスが含まれています。
要は単純に相手の動作が話者に向けて行われている(と話者が感じている)と考えればいいと思います。

状態移動用法」はA地点(ある状態)からC地点(ある状態)へ移動(移行)する方向性を表しますが、ここでいう状態とは結果状態の継続=継続相制の意味の状態よりも広い意味での状態を意味します。
例えば
FORTY DAѤL HИUN-FLARJ_ЯES HИEWZIC
白い壁が赤く変わっていく

はA地点(壁が白い状態)からC地点(壁が赤い状態)へ向かう(徐々に変化する)事を意味します。

逆行であれば
FORTY DAѤL QON-FLARJ_ЯES HИEWZIC
白い壁が赤く変わってくる

になり、これはA地点(壁が白い状態)からC地点(壁が赤い状態)に接近(徐々に変化する)する事を意味します。
状態移動用法は状態の変化なのでアスペクト的ではありますが、この場合はそれを移動の方向性として捉えた表現になります。
見ての通りに順行も逆行も本質的には同じ事態を表してるのですが、
順行の場合は話者がA地点(壁が少しも赤くない状態)を基準点として表現しているのに対して、
逆行の場合は話者が(イメージの中で)C地点(壁が完全に赤くなった状態)を基準点として表現しているという違いがあります。

上の例は自動詞なので、特に注意点はないですが、他動詞の場合は注意が必要な点があります。
例えば

VUI HИUN-DAFT_ЯES PИUЯET
彼がペンを倒していく

の場合、これは「彼がペンに対してA地点(ペンが倒れてない状態)からC地点(ペンが完全に倒れている状態)に向けて徐々に移動(移行)させる」
という意味になりますが、これは主語となる人物が直立してるペンに対して指で弾くなどして、それを倒したような状況の、つまりゼノスでいう誘発他動詞の意味での倒すという状況ではこの表現は使用できません(例えそれがスロー映像のようにゆっくりだとしても)。
というのは「彼がペンを倒していく」の場合は、
ペンが完全に倒れている状態へ向かう過程においても主語によるペンに対しての制御性が必ず意味に含まれているからです。
つまり単向系の他動詞で向制詞を使った状態移動用法の場合は必ず過程においても主語が対象に対して直接手で持つや対象に付けている紐を持つ、もしくは実際には距離が離れていてもリモコンで操作などをしているという意味が暗黙に意識される事になります。

[用法の区別]
各用法では別々の動詞を使って例を示しましたが、ゼノスでは実際は全ての動詞に空間移動用法、時間移動用法、認知移動用法、心理用法、状態移動用法があり得ます。
例えば

VUI QON-ЯEVAS_ЯOG TERM
彼は林檎を持ってきた

は、空間移動用法と解釈すれば「彼がある場所から話者の場所まで林檎を持ちながら接近(移動)してきた」という意味になりますが、
これを時間移動用法と解釈すれば、「彼が(話者が発話する)現在時点まで過去のある時点から林檎を持ち続けてきた」という意味になり(A地点が構文上明示されてない場合は漠然と”ある時点から”というように解釈されます)、
さらに認知移動用法と解釈すれば
「彼が話者の認知領域外から話者の認知領域内(視覚)に林檎を持ちながら接近した(現れた)」という意味になり、

心理移動用法と解釈すれば
「彼が話者に向けて(何らかの意図があって)林檎を持つという動作を行なった(と話者が感じている)」という意味になり、

状態移動用法と解釈すれば、
「彼がA地点(林檎を持ってない状態)からC地点(林檎を持っている状態)に移行した」という意味になります(この場合は逆行なので話者はC地点を基準点として語っている事になります)。

これらは動詞や向制詞の形態では区別する事ができないので、文脈や発話時のニュアンスで判断するしかありません。

更に補足するとこれらはどれか一つの用法の意味合いしか持たないことは稀で、
例えば
LAIM QON-SHOOD_ЯOG
雨が降ってきた

のように、
「雨がA地点(空)から降るという動作をしながらC地点(話者)に接近(到達)した」(空間移動用法)
でもあるし、
「雨がA地点(数秒前の過去時点)から降るという動作をしながらC地点(現在である話者の発話時点)まで接近(到達)した」(時間移動用法)
「雨がA地点(認知領域外)から降るという動作をしながらC地点(認知領域内)に接近(到達)した」(認知移動用法)
「雨がA地点(降ってない状態)からC地点(降ってる状態に接近(移行)した」(状態移動用法)

というように実際には複数の用法の意味合いを同時に含んでる場合もあり得ます。

他にも、
FARLA QON-HИEWC_ЯES
歌が聞こえてくる

の場合は、話者の聴覚という認知領域内(C地点)に認知領域外(A地点)から歌が接近してくるという方向性を表していると解釈するので、基本的に認知移動用法ということになりますが、
歌=音波が実空間を移動し、話者(の鼓膜)へ接近してくるというように空間移動用法の意味も、含まれていると考えることもできなくはないので、むしろ5種類の用法のうちどれか一つと解釈するのは避けた方がいいかもしれません。
しかし、そうとも言い切れないのは、

例えば
ЯOOV QON-SVEET_ЯOG
車が走ってきた

の場合は空間移動用法と解釈すれば、
「車が走るという動作をしながら話者の位置に接近(到達)した」
になりますが、認知移動用法と考えれば
「車が走るという動作をしながら話者の認知領域(視覚)に接近(到達)した」
になり、認知移動用法の場合は実際には話者が視認できる範囲に車が現れただけで、話者の位置と車との実際の距離は離れてる可能性もあります。
つまり空間移動用法と認知移動用法では車の実空間においての位置にズレがある場合があるのでそこは注意が必要になります。

[アスペクトについて]
そしてもう一つ重要なのは向制詞を使った表現のアスペクトについてです。
例えば向制詞も相制詞も使われていないただの動詞の場合は、ゼノスでは無相になり、無相は開始、経過、完了、あるいはそれらを包括的に表す完結相として解釈されます。
これは相制詞を省略した向制詞を使った表現も同様で、
例えば逆行向制の
VUI QON-SVEET
彼が走ってくる

開始相「彼が走ってき始める」
経過相「彼が走ってきている」
完了相「彼が走ってききる(C地点に到達)」
あるいはそれらを包括的にあらわす完結相としての解釈があり得ます。

これはつまり

VUI QON-SVEET_ЯOG
彼が走ってきた

のように過去時制詞が使用されていても”彼がA地点から出発し走りながら話者に徐々に接近するという事象が一秒以上前にあった”という経過相の意味(到達する前に別の方向へ移動したかもしれない)で使われてる場合があるので、
話者の位置に到達した事は必ずしも意味していない可能性があるという事になります(多くの場合過去時制詞が使われていれば相制詞が省略されていても完了か完結相で解釈するので到達は意味に含まれている事がほとんどですが)。
なので、

VUI QON-KROKK_ЯOG.XEIS,VUI DIWOO STACH_ЯOG PIS ENED.
彼は歩いてきた。しかし、彼はここに到着できなかった。

のようなキャンセル文が成立します。

明確にそれが開始段階という事を明示したい場合は開始の相制詞REXHを使い、
VUI ЯEXH QON-SVEET_ЯES
彼が走ってき始める

明確にそれが経過段階という事を明示したい場合は経過相の相制詞LUTEWを使い、
VUI LUTEW QON-SVEET_ЯES
彼が走ってきている

明確にそれが完了段階(接近度100%=到達)
到達)という事を明示したい場合は完了の相制詞ZETSを使い、
VUI ZETS QON-SVEET_ЯES
彼が走ってききる

のようにします。

しかし、相制詞が使われていなければ何れにも解釈可能というのはあくまでも原理的なもので、実際の使用においては現在時制詞が使われていれば経過相に解釈し、特に逆行の場合は過去時制詞が使われていれば、逆接の制御詞が使われている重文となってない限り、基準点への到達が意味に含まれている完了相か完結相と解釈して問題ありません。

[状態移動用法の完了について]
状態移動用法の完了については更に注意が必要な点があります。
というのは例えば相制の完了の説明にあるように「光る」という動作の完了相でいえば、

スイッチを入れるとボワーっとゆっくり明るさを増して最終的に100ルーメンになるライトがあったとして、
それを知ってる人間にとってのそのライトの光るという動作の完了点は100ルーメンに到達した瞬間で、開始点は1ルーメンになった瞬間という事になりますが、
それを知らない人、あるいは光るか否かで考えてる人にとっては、1ルーメンになった段階でも、光るという動作自体は(開始と同時に)完了点に到達してると考える事も可能で、
つまり100ルーメンに到達を完了点と考えている人にとってのただの開始点が、ある人にとっては完了点(開始=完了)になる場合があります。

これは向制詞を使った状態移動用法でも同じで、
話者が帰着点であるC地点を(程度を考えずに)単純に「光っている状態」としてる場合、
A地点(光ってない状態)からC地点(光っている状態)に状態移動の接近を開始した時点でそれは開始と同時にC地点への到達になり、
実際にはそのあとも徐々に明るさを増しているとしても、
状態移動開始点のその瞬間に
「ZETS QON-PЯAYV_ЯES」
光ってききる(完了としてのタ形を使い自然な日本語にすれば”光ってきた”)
と言えてしまいます(この例では動作開始の瞬間と同時の発話を想定してるので現在時制詞を使ってますが、その瞬間に発話する事はほぼないので通常は過去時制詞を使用します)。

それと同じように例えば
FIZIV(冷える・冷たくなる)
の向制詞を使った状態移動用法も
、客観的な視点で見ればある温度にむけて温度が徐々に下がってきているという開始〜経過の段階であっても
ある人の主観では客観的な到達点を意識してなければ、1度下がった時点でそれは最初の温度とは違う温度ではあり、更にそこから1度下がればそれはまた新たな温度でもあり、
つまり1度下がる度にそれは新たな状態への接近の完了(到達)を達成してると考える事も可能で、
必然的に客観的に見れば開始段階であるにも関わらず

ZETS QON-FIZIV_ЯES
冷えてききる(完了としてのタ形を使い自然な日本語にすれば”冷えてきた”)

と言えてしまうという事です(これもその瞬間に発話する事はほぼないので通常は過去時制詞を使います)。
日本語の「てきた」も変化の開始を表す用法がありますが、おそらく似たような理屈で生まれた用法な気がしますが実際はどうだかわかりません。
いずれにしてもゼノスも結果的に日本語と同じように逆行の向制詞と完了の相制詞を使った状態移動用法では状態変化の開始点(=完了点)を表せるという事になり、客観的に見れば開始点であるところをZETS QON-FIZIV_ЯOGと言ってる場合があるので注意が必要という事です(しかも実際の使用においては相制詞も省略する傾向があるので尚更注意が必要になります)。

以上を踏まえて各向制詞の説明をしていきます。

【同時系】

|一方向タイプ|

順行HИUN〜していく
逆行QON〜してくる
通過SHAN〜し過ぎる
不定WIN〜し回る
  • [順行] HИUN
    出発点から離反し、移動先へ向かう運動を表します。
    通過点のB地点は意識されないので説明では省略します。
    逆行も順行も両方A→Cへの移動を意味しますが、順行の場合はA地点が基準点になるので、そこからC地点へ主語となる対象が遠ざかることを意味します。

    「空間移動用法」では基準点となるA地点は話者(の位置・方向)、もしくは話者が注目している人や場所(の位置・方向)、
    「時間移動用法」では基準点となるA地点は話者の発話時点(現在時点)、もしくは話者が注目している特定の時点
    「認知移動用法」では基準点となるA地点は話者の認知領域(視覚でいえば何かを視認できる範囲)、もしくは話者が注目している人の認知領域、
    「状態移動用法」では基準点となるA地点は(話者のイメージの中にある)変化前の状態、
    「心理移動用法」では基準点となるA地点は話者自身(の内面)、
    というようになっています。

    話者自身が主語になる場合も、ゼノス語では出発点(の視点)から客体化した自身を見るようなイメージになります。

    アスペクトについては、
    完了相であればC地点への到達は意味していますが、順行向制の完了は正確には「A地点からの離反度100%=C地点への到達」と考えます。

  • 例(具象空間移動用法)
    VUI HИUN-SVEET_ЯES PLOW YUNED
    彼はそこへ走っていく
    (この場合は話者のいるA地点から出発しC地点へ彼が走るという方法で移動する=彼が走るという方法で話者(の位置)=出発点から離反し、”そこ”というC地点へ遠ざかるという動きの方向性を話者の視点から表現している事になります)
  • 例(具象空間移動用法)
    ЯAI HYUN-KROKK_ЯOG PLOW YUNED
    私はそこへ歩いていった
    (この場合は主語が話者自身になっていますが、自身がA地点からC地点へ移動する=自身が出発点から離反する動きを話者自身が外側からの客観的なイメージで表現している事になります)
  • 例(抽象空間移動用法)
    VUITS LUX HИUN-SEEM_ЯOG SHVAR QUI
    彼の心は彼女から去っていった
    (これは話者のイメージの空間の中で彼の心という抽象物が話者が基準点としているA地点(QUI)から離反し遠ざかっていくという移動の方向性を表しています。
    注意が必要な点はこの例ではC地点は明示されておらず、そういった場合C地点は漠然とした”どこか”という事になり、際限のない彼方へ遠ざかって消えていくというようなニュアンスになります)
  • 例(時間移動用法)
    ЯAI HИUN-MИEWS_ЯES QUI BIZ DOIZ_ЯUZ
    私は死ぬまで彼女を愛していく
    (この場合はA地点(発話時点)から(時間的に)離反し、C地点(死ぬ時点)へ彼女を愛するという動作を続けながら移動するという時間移動の方向性を表しています)
  • 例(認知移動用法)
    ЯOOV HИUN-SVEET_ЯES
    車が走っていく
    (これは車がA地点(話者の認知領域内)からC地点(話者の認知領域外)へ走るという動作をしながら移動する(遠ざかる)=消えていくという方向性を表しています)
  • 例(状態移動用法)
    MEXITH HИUN-GAIZ_ЯES
    機械が壊れていく
    (これは、「A地点(壊れていない状態)」=「話者のイメージの中にある変化の出発点」から「C地点(完全に壊れきった状態)」=「話者のイメージの中にある変化の移動先」へ向かうという状態移行の方向性を表しています)
  • [逆行] QON
    A地点→C地点という移動を表しますが、基準点はC地点になります。
    多くの場合主語になるのは話者以外になり、出発点から離脱し、基本的には話者(の位置・方向)に向かってくる事を表します。
    話者自身が主語になる場合も、ゼノス語では向格や終点格などで表される着点(の視点)から客体化した自身を見るようなイメージになります。

    「空間移動用法」では基準点となるC地点は話者(の位置・方向)、
    「時間移動用法」では基準点となるC地点は話者の発話時点(現在時点)、
    「認知移動用法」では基準点となるC地点は話者の認知領域(視覚でいえば何かを視認できる範囲)、
    「状態移動用法」では基準点となるC地点は(話者のイメージの中にある)変化後の状態、
    「心理移動用法」では基準点となるC地点は話者自身(の内面)、
    というようになっています。

    移動先を話者以外の誰かや何かで表す場合もありますが、その場合でも話者がその対象の立場になって、あるいは話者が対象と同化してるかのような(共感的、もしくは対象に自己投入した)感覚での表現になります。
    基準点は移動先になっているので、順行とは違い、基準点への接近を意味します。

  • 例(具象空間移動用法)
    QUI QON-KROKK_ЯES PLOW EUZ
    彼女がこっちへ歩いてくる
    (この場合は話者のいるC地点(こっち)に向けてA地点から彼女が歩くという方法で移動する=彼女が歩くという方法で話者(の位置)へ接近するという動きの方向性を話者の視点から表現している事になります)
  • 例(具象空間移動用法)
    ЯAI QON-SVEET_ЯOG BIZ ENED
    私はここまで走ってきた
    (この場合は主語が話者自身になっていますが、自身がいるC地点へ向けて自身がA地点から移動する=自身がいる帰着点へ到達したという動きを話者自身が外側からの客観的なイメージで表現している事になります。)
  • 例(時間移動用法)
    ЯAI QON-MИEWS_ЯOG QUI BIZ CEIN
    私は今まで彼女を愛してきた
    (この場合はC地点(基準点となる発話時点の現在)へA地点(過去のある時点)から彼女を愛するという動作をしながら時間的に移動したという事を表しています)
  • 例(認知移動用法)
    FARLA QON-HИEWC_ЯOG
    歌が聞こえてきた
  • 例(心理移動用法)
    QUI QON-PЯAYM_ЯES ЯAI
    彼女が私を見てくる
    (この場合は目的語が話者になっているので、逆行向制詞を使わなくてもそれが話者に対して行われている動作という事は意味していますが、逆行向制詞を使う事でその動作に何らかの話者に対する意図などがあり、自身に対しての興味や関心等の意識が心理的に接近してくるように話者が感じているというニュアンスが強調されています)
  • 例(状態移動用法)
    MEXITH QON-GAIZ_ЯES
    機械が壊れてくる
    (これは順行の例と同じ事態ではありますが、話者がC地点(壊れきった状態)をイメージの中で基準点としているという違いがあります)
  • 【通過】SHAN
    ある場を通過する運動を表します。
    A地点(出発点)→B地点(通過点)→C地点(移動先)という移動ではありますが、順行と逆行では背景だったB地点が基準点となり、
    B地点を通り過ぎるという移動の方向性を表します。
    これはあくまでも基準点を通り過ぎるというところに焦点が置かれた表現なのでA地点とC地点は重要ではありません。
    A地点とC地点はそれぞれ起点格と終点格か向格などで表す場合もありますが、出発点と帰着点は明確ではない場合がほとんどなので、実際の使用の際はAとCについては表すとしても右や左といった単なる方向として明示する事になります。
    日本語では概ね「〜し過ぎる」や「し過ぎていく」に相当します。

    アスペクトについては

    開始
    ЯEXH SHAN-KROKK_ЯES
    基準点に到達した瞬間
    歩きながら通過を始める

    経過
    LUTEW SHAN-KROKK_ЯES
    基準点を通過中
    歩きながら通過中

    完了
    ZETS SHAN-KROKK_ЯES
    基準点を超えた瞬間
    歩きながら通過しきる

    のようになっていますが相制詞を使用しない場合は上記の何れかか完結相になるので、発話時の状況やニュアンスで判断します。
    しかし、順行や逆行と同様にそれは原理的なもので、実際は現在時制詞が使われていれば経過相に、過去時制詞が使われていれば完了か完結相に解釈する場合がほとんどです。

    ~重要なのは通過向制詞の場合の完了はあくまでも基準点の通過が完了した事を意味しているので、
    通過向制詞を使った表現ではC地点への到達は表す事ができません。
    (上の例では全て現在時制詞を使用しており、経過は線タイプの相なので問題ありませんが、開始と完了については実際の使用の際は開始や完了の瞬間に発話する事はほぼないので通常過去時制詞を使います)。

    そして注意が必要なのは、
    この場合、通過点であるB地点(基準点)は必ずしも話者(の位置)というわけではありません。

    ЯOOV SHAN-SVEET_ЯOG
    車が走り過ぎた

    ЯAI SHAN-SVEET_ЯOG VUI
    私は彼の後ろを走り過ぎた

    ЯOOV SHAN-SVEET_ЯOG VUI
    車が彼の後ろを走り過ぎた

    のように話者自身が通過点になる場合もあれば、話者自身がある場(A地点)から出発し、ある場合(B地点)を通過するという表現もあり得ます。

    「空間移動用法」では基準点となるB地点(通過点)は話者(の位置)や話者が基準点とした対象(の位置)、
    「時間移動用法」では基準点となるB地点(通過点)は話者の発話時点(現在時点)、
    「認知移動用法」では基準点となるB地点(通過点)は話者の認知領域(視覚でいえば何かを視認できる範囲)、
    「状態移動用法」では基準点となるB地点(通過点)は(話者のイメージの中にある)変化開始と変化到達の間に存在する特定の段階、
    「心理移動用法」では基準点となるB地点(通過点)は話者自身(の内面)、
    というようになっています。

  • 例(主体型具象空間移動用法)
    ЯAI SHAN-SVEET_ЯOG DAIP XOF VUI
    私は彼の後ろを走り過ぎていった
  • 例(主体型具象空間移動用法)
    ЯOOV SHAN-SVEET_ЯOG SHVAR ЯOIC
    車が右から走り過ぎていった
  • 例(対象型具象空間移動用法)
    VUI SHAN-BOSH_ЯOG TERM
    (彼が投げた林檎が話者の位置を通り過ぎていった)
  • 例(認知移動用法)
    ЯAI LUTEW PЯAYM_ЯESЖY HAIC WONZ
    FAM SHAN-BLOOM_ЯOG
    私が見ている空を雲が流れながら通り過ぎていった
  • 例(状態移動用法)
    PЯAYVIT SHAN-PЯAYV_ЯOG
    ライトが光り過ぎていった
    (ライトが徐々に明るくなっていき、話者が基準点とした”明るさ”を通り過ぎたという状態移動の事象が一秒以上前にあった)
  • [不定] WIN
    方向が不定の運動を表すので、動詞は単発動詞ではなく強制的に連発動詞として解釈されます。
    基本的には空間移動用法として使われる事がほとんどですが、その場合は概ね日本語の「〜し回る」に対応しています。
    つまり、「ある動作をしながらあっちこっちに移動を繰り返す」という意味になります。
    注意が必要なのはロシア語の不定動詞の場合は不定といいつつも往復を表したりしますが、ゼノスの不定向制詞はあくまでも方向不定の反復運動のみを表します。

    アスペクトについては他の向制詞と同様に相制詞が省略されていれば原理的には開始〜完了、完結相に解釈可能ですが、
    不定向制詞も実際は現在時制詞が使われていれば過程相に、過去時制詞が使われていれば完了か完結相に解釈する場合がほとんどです。

    基本的に空間移動用法になり、稀に状態移動用法として使われる程度で、時間移動用法と認知移動用法と心理移動用法としては使われる機会はないので、空間移動用法と状態移動用法のみを例に示します。

  • 例 (主体空間移動用法)
    VUI WIN-KROKK_ЯES ZAX
    彼は外を歩き回る
  • 例(主体型空間移動用法)
    VUI WIN-BOSH_ЯES TERM
    彼は林檎を投げ回る
    (これは彼が林檎を投げる事を繰り返しながらながらあっちこっちに移動を繰り返す状況を表します。注意が必要なのは主体移動用法なので主語自身が投げる動作をしながら移動を繰り返しているという事と、
    この場合は林檎自体は主体と同様に投げる度に違う方向に移動してる可能性もありますが、主体は不定に移動しながらも繰り返し投げ続ける林檎自体は毎回ある一点に向けて投げられている可能性もあります)
  • 例(対象型空間移動用法)
    VUI WIN-BOSH_ЯES TERM
    彼は林檎を投げ回る
    (この場合は対象移動用法なので、主語となる人物は不定に移動はせず(体の向きくらいは変わる可能性もありますが)、目的語の林檎のみがあっちこっちに投げられている状況を表しています)
  • 例(状態移動用法)
    HAYME WIN-MOOVIV_ЯES

    (これは適切な訳がないのですが、HAYMEは”部屋”でMOOVIVは”温かくなる”の意味なので変化前の温度以上で部屋の温度が変動を繰り返す事を表します。
    逆に”冷える”を意味するFIZIVであれば変化前の温度以下で温度が変動を繰り返す意味になります)

|二方向タイプ|
A地点(出発点)→B地点(通過点)→C地点(帰着点)→B地点(通過点)→A地点(出発点)
の往復運動を表します。

順往復HИUVAN〜していってくる
逆往復QOLIN〜してきていく
通過往復SHAGON(二度)〜し過ぎる

基本的に空間移動用法としてしか使われる事はないので空間移動用法のみ例を示します。

  • [順往復]
    出発点から離反し移動先へ向かったあと更に出発点へ帰還する運動を表します。
    A→Cの後のC→Aへ帰還する際の基本的にはA→Cの時と同様の動作での帰還が想定される事がほとんどですが、帰還の際は別の動作である可能性も当然あり、しかしそれを明示する方法はないので文脈などで判断する事になります。
  • 例(空間移動用法)
    ЯAI HИUVAN-SVEET_ЯUZ PLOW SFIA
    私は街へ走っていってくる(出発点から街へ走りながら移動し、再び出発点へ戻ってくる)
  • [逆往復]
    出発点から離脱し、逆行と同様に基本的には話者(の位置・方向)へ向かってきた後に、更に出発点へ帰還する運動を表します。
    順往復と同様にA→Cの後のC→Aも基本的にはA→Cの時と同様の動作での帰還が想定されますが、そうでない可能性もあります。
  • 例(空間移動用法)
    VUI QOLIN-KROKK_ЯOG
    彼は歩いてきていった(彼は出発点から話者の方へ歩きながら移動してきた後に、再び出発点へ帰還した)
  • [通過往復]
    A(ある方向・出発点)からB(ある場・通過点)を通過した後に、(引き返すなどして)更にC(逆(別)方向)から再びBを通過する運動を表します。
    A→Bの後のC→Bも基本的にはA→Bの時と同様の動作での通過を意味します。
  • 例(空間移動用法)
    ЯOOV SHAGON-SVEET_ЯOG
    車が走り過ぎていってまた通り過ぎていった(車が話者の位置を走りながら通過した後に、更に別の方向から再び通過していった)

【目的系】
目的系は「〜するために移動する」を表します。
同時系とは違い、目的系はある場所で動作をするためにそこへ移動する事を意味するので、動詞が表す動作は移動の最中には行われず、基本的に空間移動用法としてしか使用されません。

|一方向タイプ|

順行HИUNEF〜する為にいく
逆行QONEF〜する為にくる
通過SHANEF〜する為に通過する
不定WINEF〜する為に不定に移動する
  • [順行]
    C地点で動作を行うために基準点となるA地点から離反し、C地点へ向かう移動の方向性を表します。

  • ЯAI HИUNEF-KORT_ЯES TERM PLOW SFIA
    私は街へ林檎を買いにいく
  • [逆行]
    主に話者(の位置)となる基準点であるC地点で動作を行うためにA地点からC地点向かってくるという移動の方向性を表します。

  • VUI QONEF-BANG_ЯES
    彼が殴りにくる
  • [通過]
    同時系と同様にB地点が基準点になり、C地点で動作を行うためにB地点を通過するという移動の方向性を表します。

  • QUI SHANEF-BANG_ЯOG VUI
    彼女は彼を殴るために通り過ぎていった(彼を殴りにいく途中で話者の位置を通り過ぎていった)
  • [不定]
    同時系とは少し違い、移動自体は連発的にあっちこっちに移動する事を意味しますが、移動先で行う動作は必ずしも連発とは解釈しません。
    あくまでもある場所で動作を行うために不定に移動する事を表します。

  • VUI WINEF-LOOM_ЯES
    彼は眠るためにあっちこっちに移動を繰り返す(眠るための場所を探してウロウロする)

|二方向タイプ|

順往復HИUVANEFする為にいってくる
逆往復QOLINEFする為にきていく
通過往復SHAGONEFする為に通り過ぎてまた通り過ぎる

下記の説明にある通りに基本的には移動先で動作を行ったと解釈する場合がほとんどですが、本質的には移動先で動作を行ったかどうかは意味に含まれていません。
あくまでも「移動先で動詞が意味する動作を行うために移動し、そして出発点へ帰還する」事を意味するので実際には帰着点へ到達後には動作をせずに帰還する場合もあり得ます。

  • [順往復]
    基本的にはC地点で動作を行うために基準点となるA地点から離反しC地点へ向かい、更にそこからA地点へ再び帰還する移動の方向性を表します。

  • VUI HИUVANEF-KORT_ЯOG TERM PLOW SFIA
    彼は街へ林檎を買いにいってきた(「彼が街へ林檎を買うために話者のいるA地点から離反しC地点へ移動し、そこから再びA地点に帰還してきた」という意味になりますが多くの場合移動先で林檎を買うという動作をした上での帰還と解釈されますが動作をせずの帰還の可能性もあります)

    注意が必要なのは必ずしも移動先で目的の動作を行ったという意味は含まれていないので

    VUI HИUVANEF-KORT_ЯOG TERM PLOW SFIA.XEIS,VUI DIWOO KORT_ЯOG TERM SNEEŸ.
    彼は街へ林檎を買いにいってきた。しかし、彼は林檎を買えなかったらしい。

    のようなキャンセル文が成立します。

  • [逆往復]
    基本的には主に話者(の位置)となる基準点であるC地点で動作を行うために基準点となるA地点から離反しC地点に来て、更にそこからA地点へ帰還する移動の方向性を表します。

  • VUI QOLINEF-BANG_ЯOG
    彼が殴りにきていった
  • [通過往復]
    同時系と同様にB地点が基準点になり、C地点で動作を行うためにB地点を通過したあと更ににそこから移動し、再びB地点を通過するという移動の方向性を表します。

  • QUI SHAGONEF-BANG_ЯOG VUI
    彼女は彼を殴るために通り過ぎていって再び逆方向から通り過ぎていった(彼を殴りにいく途中で話者の位置を通り過ぎた後にさら逆方向から再び話者の位置を通り過ぎた)