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単発動詞と連発動詞

Last-modified: 2017-05-12 (金) 23:59:55

✧ 単発動詞と連発動詞

ゼノスには単発動詞と連発動詞の区別があります。
単発動詞はその動作の成立となる一回きりの動作を表す動詞
連発動詞は単発動詞で表される一回きりの動作を繰り返す事を表す動詞

動詞の原形に接尾辞-NSを付ければ単発動詞に、接尾辞-INGを付ければ連発動詞になります。

原形 KROKK(歩く)
単発動詞 KROKKNS(一歩歩く)
連発動詞 KROKKING(一歩歩くを繰り返す)

上記のように接尾辞によって単発動詞と連発動詞に変える事ができますが、
実際には使う機会はほぼありません(特に単発動詞化の-NSは)。
つまり実際の使用においてはKROKKだけで、文脈や状況などでそれが単発動詞なのか連発動詞なのかを区別する事になります。
例えば、これは日本語も同じで「歩く」は一歩いても「歩く」、二歩三歩と「一歩歩く」を繰り返しても「歩く」と言えるのと同じです。
注意が必要なのは単発動詞の完了点はその動作が成立した瞬間(歩くで言えば片方の足を前に出して地面につけたあとにもう一方の足を前に出して地面につけた瞬間)になりますが、
連発動詞は単発動詞の動作を繰り返す事を表すので、連発動詞が完了する瞬間というのは動作者本人が止めようと思って止めるか、何らかの設定がない限り永遠にこない事になります。
設定というのは例えば事前に「10歩歩こう」.と思って始めたなら連発動詞としての完了点は10歩目が成立した瞬間になり、
「100歩け」と言われて始めたならその完了点は100歩目が成立した瞬間になるという事です。
事前に設定がない場合、本人が止めようと思って止めるまで永遠に続く事になります。
連発動詞に完了点があるとすれば、
それは任意の回数を重ね終えた瞬間という事になるので単発動詞のように動詞そのものが持っている完了点というのは存在しないという事になります。
(ちなみに10歩を完了点として始めた歩くという動作が10歩を超えても続いている場合は相制の延続を表す拡張詞VACを使い、

VUI VAC KROKKING_ЯES
彼はまだ歩き続けている

のようにして表します)

ただ、それはあくまでも動詞単体で考えた場合であって、ここに向制詞を使った移動の方向性の情報が加わると話は変わってきます。
というのは例えば順行の向制詞を使った場合、「A地点(出発点)からC地点(帰着点)への運動」という事になりますが(B地点は通過点なので順行の場合は意識されません)、その場合は帰着点への到達という完了点が生まれる事になり、
つまり3歩だろうが10歩だろうが方向性の情報が加わった時点で回数ではなく帰着点へ到達すればそれが完了という事になるので、
動作の回数自体は問題にならなくなるからです。
これは言い換えれば一歩歩くで到達できる距離であれば単発動詞の歩くで移動は完了してしまう事になるため、
「これは1歩で到達できるから単発動詞」「これは30歩必要だから連発動詞」というように事態によって単発動詞と連発動詞を区別して表すのが義務的だと使用にあたって弊害が大きくなるという理由で原形の状態でどちらにも解釈ができるようになっています。