Top / 制御詞
HTML convert time: 0.042 sec.

制御詞

Last-modified: 2017-05-15 (月) 06:31:20

✧ 制御詞
ゼノス語では一般に言う接続詞や後置詞等に相当するものはまとめて制御詞と言います。
これは前ある語、句、節の役割を決定する機能を持ち、動詞より左側でのみ使用できます。
制御詞は題目系、格系、接続系、連結系の4つに分けられています。
格系については基本的に動詞の右側でのみ使用可能な補助詞の方を使うのが一般的ですが、先に言いたい場合や、後行する動詞の主語となる語を修飾する修飾節の成分になる場合などに格系制御詞が使用されます。

【題目系】

純主題FENEZ〜は
対比主題HENZ〜は
添加主題MANS〜も
卓立主題DADGH〜こそ、〜こそが、〜が
呼称主題YEѤT〜よ
  • [純主題] FENEZ 〜は
    日本語の主題の「は」に相当し、〜についていえばの意味で考えていいと思います。
    主格と主題は別物ですが、主題がなく主格のみの場合は実際のところその主格は主題としても機能している場合がほとんどです。
    そして基本的に主題の後は主題についての解説内容という事になりますが、動作者と主題が一致する場合は主格は無標のまま主題が主格の役割も兼任する事になります。
    つまり主題と主語が一致している場合は主題を使うか主格を使うかはゼノスにおいてはどちらの役割を強調するか程度の問題でしかないという事です。
    目的語と主題が一致する場合は日本語と同じように文頭に移動させる事が多く、その場合は主題が対格の役割も兼任する事になります。
  • 例(純主題と主語が一致しない)
    JETS FENEZ LEX ANK PRAYV_ЯEUZ
    あの猫は眼が光る
  • 例(純主題と主語が一致)
    ЯAI FENEZ GRAP_ЯOG TERM
    私は林檎を食べた
    (純主題と主語が一致する場合は、実際はわざわざ純主題を使用する必要もなく、「ЯAI GRAP_ЯOG TERM」あるいは主格を明示し「ЯAI XAZ GRAP_ЯOG TERM」としても主格が純主題も兼任するので結局は同じ事を言ってる事になりますが、純主題である事を強調する場合はこのように純主題を使用します)
  • 例(目的語が純主題と一致)
    TERM FENEZ ЯAI GRAP_ЯOG
    林檎は私が食べた
  • [対比主題] HENZ 〜は
    これは日本語の対比主題としての「は」に相当します。
    「他の何かと比べて」や「他の何かに関しては違うが」という意味が暗に含まれています。
    対比主題を帯びる語が動作者でもある場合は主語と対比主題は一致している事になるので、主格は無標のまま対比主題が主格も兼任する事になります。
  • 例(主語が主題と一致し、対比主題が目的語と一致)
    ЯAI FENEZ TERM HENZ DIN GRAP_ЯOG
    私は林檎は食べなかった
    (これは「他のものは食べたが」という意味が暗に含まれており、この場合日本語では両方「は」になってしまいますが、「私は」が純主題と主語を兼任していて、林檎は目的語が対比主題化=対比主題が目的語を兼任しているので、これも二重主題という事になります)
  • [添加主題] MANS 〜も
    日本語の「も」に相当し、「他の事と同様に」という意味が暗に含まれています。
    動作者と一致する場合は添加主題が主格の役割も兼任し、目的語と一致する場合は対格の役割も兼任します。
  • 例(主語と添加主題が一致)
    ЯAI MANS GRAP_ЯOG TERM
    私も林檎を食べた
    (これは「他の誰かが林檎を食べたのと同様に」という意味が暗に含まれています)
  • 例(目的語と添加主題が一致)
    TERM MANS ЯAI GЯAP_ЯOG
    林檎も私が食べた
    (これは対格を添加主題が兼任しているパターンですが、「ЯAI FENEZ TERM MANS GRAP_ЯOG(私は林檎も食べた)」のように主語を明確に純主題格に兼任させても意味はほとんど同じになります)
  • 例(主語と添加主題が一致しない)
    VUI MANS ЯOYCWÄRGX FOS MEXITH
    彼も右腕が機械だ
    (これは「MANS(〜も)」という添加主題格によって「右腕が機械だ」という解説内容が「他の誰かと同様に」という意味を暗に含んでいる事になります)
  • 例(二重主題)
    VUI FENEZ ЯOYCWÄRGX MANS FOS MEXITH
    彼は右腕も機械だ
    (これは「VUI(彼)」という主題に対しての解説内容の中に更に「MANS(〜も)」という主語と一致する添加主題が使用されているので、「他の部位も機械」という意味を暗に含んでいる事になり、文全体を言い換えれば「彼について言えば、他の部位と同様に右腕も機械だ」という意味を表している事になります)
  • 例(二重主題)
    VUI MANS ЯOYCWÄRGX HENZ FOS MEXITH
    彼も右腕は機械だ
    (この場合は、MANSによって後の”解説内容自体”が「他の誰かと同様に」という意味を暗に含んでいて、更に解説内容の中の主語が「他の部分はそうではないが」という意味の対比主題と一致しているので、文全体で見ると二重主題という事になります)
  • [卓立主題] DADGH 〜こそ、〜こそが、〜が
    これは「他の何物でもなくこれが」という意味が暗に含まれているので、
    限定的に強く指し示す場合に使用します。
    これも主語と一致する場合は主格の役割も兼任する事になり、目的語と一致する場合は対格の役割も兼任する事になります。
    (訳例を「こそが」「が」にしていますが、一般的に日本語のガ格は主題ではなく主格といわれているので注意が必要です)
  • 例(主語と一致)
    EI DADGH FOS TERM
    これこそが林檎だ
  • 例(主語と一致しない)
    AZ JETS DADGH ЯAI PЯAYM_ЯOG JETS
    あの猫こそ私が見た猫だ
  • 例(目的語と一致)
    AZ TERM DADGH ЯAI EKON GRAP_ЯOGЖY TERM
    あの林檎(こそ)が私が食べたかった林檎だ
  • 例(二重主題)
    ЯAI FENEZ AZ TERM DADGH EKON GRAP_ЯES
    私はあの林檎(こそ)が食べたい
    (この場合純主題が主格の役割も兼任し、卓立主題が対格も兼任している二重主題という事になります)
  • [呼称主題] YEѤT 〜よ
    これは一般にいう呼格に相当しますが、ゼノスでは格系には分類されず、呼称主題として題目系に分類されています。
    使い方は普通の呼格と同じです。
    これもやはり主語と一致する場合は主格の役割も兼任するとゼノスでは考えるので、一致する場合は主語は省略可能です(というか呼称主題の場合は基本的には主語以外と一致するケースはほぼありません)。
  • 例(主語と一致)
    GILEKI YEѤT PЯAYMEY LEX
    ギレキよ 目を見ろ
  • 例(目的語と一致)
    TERM YEѤT ЯAI GRAP_ЯUZ YEDGH
    林檎よ 私が食べるぞ

【格系】

主格XAZ〜は、〜が
対格WONZ〜を
与格NOIF〜に
奪格SARF〜から
場所格STAZZ〜で、〜に
時格CEIC〜に
向格WEES〜へ
変格INIC〜に
具格LENDGH〜で、〜を使って
不具格ODUNT〜を使わないで
物格ZORCH〜で/に、〜を使って
起点格WIKAR〜から
終点格SPIDGH〜まで
通過格〜を通って
他動格ANCH〜によって
使役格EZAIC〜にさせて
為格FILUZ〜の為に
共格EMEECH〜と
引用格HOUT〜と
事前格MININ〜の前に
事中格SHEWARS〜の最中に
事後格WIDONC〜の後に
対向格TAIDGH〜に対して
主観格EMENC〜にとって
視点格ATOIXH〜から見て
不一致格OVEIXH〜にしては、の割には
立場格ANOIJ〜として
  • [主格]〜は、〜が XAZ
    動詞の主語を表しますがSVO語順なので通常省略されます。
    本来は主格の役割ですが、主題が別にない場合は、実際のところ主題の役割も兼任している場合がほとんどです。
    例文の直訳では「は」と「が」になったりするのはそのためで、日本語で自然に感じる方に訳して問題ありません。
    文脈によっては主題あるいは主格としての役割には解釈が無理な場合もありますが、そういった場合でも、
    ゼノスにおいては文脈によって、主題としての役割が強調(要求)されたり主格としての役割が強調(要求)されたりするというだけで、多くの場合一方の役割が完全に消滅するわけではないと考えられています。

  • QUI XAZ FALAL_ЯOG FARLA
    彼女は歌を歌った
  • [対格] WONZ 〜を
    他動詞の動作対象を表します。

  • QUI WONZ BANG_ЯOGЖY VUI LOOM_ЯEN:LIS
    彼女を殴った彼が眠っている
  • [与格] NOIC 〜に
    主に脱再帰系に属する設置タイプの二重他動詞(着せる、塗る、貼る、付ける等)の間接目的語を表しますが、それらが一重他動詞の時(再帰系)の場合でも動作対象である移動物の着点(帰着点)が主語のどの部分なのかを具体的に明示したい時にも使用されます。

  • QUI NOIC TERM WONZ GRAPAP_ЯOGЖY VUI
    彼女に林檎を食べさした彼
  • [奪格] SARF 〜から
    主に脱再帰系に属する離反タイプの二重他動詞(脱がす、拭く、剥がす、外す等)の間接目的語を表しますが、それらが一重他動詞の時(再帰系)の場合でも動作対象である移動物の起点(離脱点)が主語のどの部分なのかを具体的に明示したい時にも使用されます。

  • KOUK SARF QUI WOOV_ЯOG TERM
    口から彼女は林檎を吐いた

  • QUI SARF ЯAI SULOOL_ЯOG FORTH
    彼女から私は服を脱がした
  • [具格] LENDGH 〜を使って、〜で
    手段や道具を表します。

  • VEIS LENDGH QUI XASH_ЯOG TERM
    剣で彼女は林檎を切った
  • [不具格] ODUNT 〜を使わずに

  • ЯOOV ODUNT ЯAI TARK_ЯOG BIZ ENED
    車を使わずに私はここまで来た
  • [物格] ZORCH 〜で/に、を使って
    基本的に二重他動詞の直間反転での本来の直接目的語や、自動詞の主場反転での本来の主語を表す際に使用されます。
  • 例(通常の二重他動詞構文)
    ЯAI MADAѤD_ЯOG JAPT PIS DAѤL
    私が壁にペンキを塗った
  • 例(直間反転構文)
    JAPT ZORCH ЯAI MADAѤD_ЯOG DAѤL
    ペンキで私が壁を塗った
  • [場所格] STAZZ 〜で/に
    場所を表します。

  • LEXÄ'Ж WAIV STAZZ QUI LOOM_ЯEN:LIS
    月の中で彼女は眠っている
  • [時格] CEIC 〜に、〜の時に
    時間、時点を表します。

  • YUIM CEIC VUI VEES_ЯOG PLOW LEXÄ
    その時に彼は月へ行った
  • [向格]WEES 〜へ
    動作の方向を表します。

  • HAIC WEES ЯAI BOSH_ЯOG TERM
    空へ私は林檎を投げた
  • [共格] EMEECH 〜と
    共に動作を行うものを表します。

  • QUI EMEECH ЯAI PЯAYM_ЯOG LEXÄ
    彼女と一緒に私は月を見た
  • [起点格] WIKAR 〜から
    起点を表します。

  • LEXÄ WIKAR VUIN TARK_ЯOG
    月から彼等は来た
  • [終点格] SPIDGH 〜まで
    終点を表します。

  • LEXÄ SPIDGH EKON FEEV_ЯES
    月まで飛んでいきたい
  • [為格] FILUZ 〜ために
    主語が利益を与える対象を表します。

  • QUI FILUZ VUI FALAL_ЯOG FARLA
    彼女の為に彼は歌を歌った
  • [事前格] MININ 〜の前に
    事前動作を表します。

  • QUI STACH_ЯUZ MININ ЯAI STACH_ЯOG
    彼女が到着する前に私は到着した
  • [事中格] SHTARM 〜の間に、〜の最中に
    事中動作を表します。

  • VUI GENOW LOOM_ЯES SHTARM QUI EIV_ЯOG
    彼が眠っている間に彼女は目を覚ました
  • [事後格] WIDONC 〜の後に
    事後動作を表します。

  • ЯAI LOOM_ЯOG WIDONC QUI LOOM_ЯOG
    私が眠った後に彼女は眠った
  • [引用格] HOUT 〜と
    発言内容や思考内容の再現(引用)を表し、主にFAIS(言う)、HИARC(聞く)、FAUM(思う)などと共に使用されますが、その場合はしばしば本来の目的語は省略され、引用格で表される内容が動詞の目的語のように振る舞います。
    省略される本来の目的語というのは例えば”ЯAGIS(言葉)”や”EKORZ(声)”等です。
    具体的に言うと、
    眠りたいと私は言った

    EKON LOOM HOUT ЯAI FAIS_ЯOG

    になりますが、ゼノスにおいてはこれは

    EKON LOOM HOUT ЯAI FAIS_ЯOG ЯAGIS
    眠りたいと私は言葉を言った

    が基本で本来の目的語である”ЯAGIS(言葉)”を省略したものだと考えます。

    更に目的語が言葉や声の場合はそれを省略し、
    通常引用格を帯びる内容をそのまま実際に目的語として扱う事が可能です。
    これはWOOV(吐く)という再帰系他動詞(動作対象物の移動の起点が主語に設定されている)を例にすると、

    VUI WOOV_ЯOG TERM
    彼は林檎を吐いた

    (目的語を制御詞WONZで表せば、
    「TERM WONZ VUI WOOV_ЯOG」)

    のWOOV(吐く)の動作対象である林檎と同じように、通常引用格で表される内容は目的語のように振る舞うどころか実際にFAIS(言う)の直接的な動作対象として表す事が可能という事です。
    その場合は引用格で表されるはずの引用内容はNUVEEを使い名詞化して目的語として扱えますが、実際はそのNUVEEさえ省略可能です。


  • EKON LOOM_ЯES HOUT ЯAI FAIS_ЯOG
    眠りたいと私は言った
  • 例(名詞化し、目的語として扱った場合)
    EKON LOOM_RESЖY WONZ VUI FAIS_ЯOG
    彼は眠りたい(という事を)を言った
  • 例(NUVEEも省略)
    EKON LOOM_ЯES WONZ VUI FAIS_ЯOG
    眠りたいを私は言った
    (当然これも自然な日本語にすれば「眠りたいと言った」になりますが)
  • [他動格] ANCH 〜によって
    主に発動自動詞と従動自動詞構文で、主語に対しての他動者を可視化する場合に使用します。
  • 例(遂行他動詞構文)
    VUI TASH_ЯOG DEP
    彼がボタンを押した
  • 例(従動自動詞構文)
    VUI ANCH DEP TUSH_ЯOG
    彼によってボタンが押ささった
  • [実行格] EZAIC
    「〜(の手)によって」の意味で、発端他動詞、受益他動詞、責任他動詞、関与他動詞、企図他動詞、経験他動詞、主宰他動詞構文で背景化されている実際の動作者=実行者(使役構文での被使役者)を可視化する場合に使用します。
  • 例(指令態構文)
    VUI NOIF ЯAI ESPISEQU_ЯOG PRAUD
    彼に私は窓を開けさせた
  • 例(発端他動詞)
    VUI EZAIC ЯAI ESP_ЯOG PRAUD
    彼の(手に)よって私は窓を開けた
  • [対向格] TAIDGH 〜に対して
    動作を行う際の意識が向かう先・対峙相手や物理的・心理的な作用先を表します。

  • VUI TAIDGH ЯAI KARM_ЯOG VEIS
    彼に対して私は剣を向けた
  • [立場格] ATORCH 〜として
    動作を行う際の立場を表します。

  • ЯOID ATORCH ЯAI EVÖL_ЯOG
    人間として私は生きた

【接続系】

連言ENTS〜と〜、〜それと〜
選言OTS〜か〜
順接GORZ〜だから〜、〜から〜
逆接XEIS〜しかし〜、〜だが〜
背反YUNEIZ〜なのに〜、〜のに〜
付加NANSH〜その上
転換PLASSEL〜ところで〜、〜話は変わるが〜
逆転換RETANCH話は戻るが〜
言換INORJ〜すなわち〜
要約INVARCH要するに〜
結果APLOZZ〜結果〜、〜結果的に〜
対比LOTTIN〜一方〜
挙例ETUIC〜例えば〜
条件HABINJ〜すると〜
反条件OVINK〜それをしないと〜
仮定LUMAUZ〜それなら〜
反仮定SPAGNEEZ〜さもなくば〜
  • [連言] ENTZ 〜と〜、〜それと〜
    前にある語、句、節と文法上対等な関係にある語、句、節を後ろに示します。

  • TERM ENTZ CHILT
    林檎と苺
  • [選言] OTS 〜か〜
    前にある語、句、節を選択の対象とし、後ろにそれとは別の選択の対象を示します。

  • TERM OTS CHILT
    林檎か苺
  • [並列] VEUTIS 〜そして〜
    前にある語、句、節の意味内容と同列の事柄を後ろに示します。「それから」のような順次的な意味でも使われます。

  • QUI TARK_ЯOG SHVAR HAIC. VEUTIS,ЯAI PЯAYM_ЯOG LEX XOF ЯAI.
    彼女は空から来た。そして、私の目を見た。
  • [順接] GORZ 〜だから〜
    前にある語、句、節の意味内容を(多くの場合直接的な)原因・理由とし、後ろにその結果を示します。

  • VUI VARM_ЯOG QUI. GORZ,QUI DOIZ_ЯOG.
    彼が彼女を燃やした。だから、彼女は死んだ。
  • [逆接] XEIS 〜しかし〜
    前にある語、句、節の意味内容に対して、それから予想される結果とは逆の結果を後ろに示します。

  • VUI OUV_ЯOG QUI.XEIS,QUI DIN EIV_ЯOG.
    彼は彼女を起こした。しかし、彼女は目覚めなかった。
  • [背反] YUNEIZ 〜なのに〜
    前にある語、句、節の意味内容に対してそれから予想される結果と矛盾する結果を後ろに示します。

  • VUI DAIZ_ЯOG QUI.YUNEIZ,QUI DIN GENOW DOIZ_ЯOG
    彼は彼女を殺した。なのに、彼女は死んでなかった
  • [付加] NANSH 〜その上〜
    前にある語、句、節の意味内容に対して更に付け加わる意味内容を後ろに示します。

  • YUIM CEIC PRAUD GENOW SHUT_ЯOG.NANSH SEED MANS GENOW SHUT_ЯOG
    その時窓は閉まっていた.その上、ドアも閉まっていた
  • [転換] PLASSEL 〜ところで〜、〜話は変わるが〜
    前にある語、句、節の意味内容に対してそれとは無関係なものを後ろに示します。

  • QUI GENOW LOOM_ЯOG.PLASSEL,ЯAI EKON GRAP_ЯES TERM.
    彼女は眠っていた。ところで、私は林檎を食べたい。
  • [逆転換]RETANCH 〜話を戻せば〜、〜話は戻るが〜
    前にある語、句、節の意味内容に対してそれよりも以前の話題についてを後ろに示します。

  • ЯAI EKON GRAP_ЯES TERM.RETANCH,YUZ GENOW LOOM_ЯOGЖY QUI WONZ VUI DAIZ_ЯOG SNEEŸ.
    私は林檎を食べたい。話は戻るが、その眠っていた彼女を彼が殺したらしい。
  • [言換] INORJ 〜つまり〜、〜すなわち〜
    前にある語、句、節の意味内容に対してそれとは別の表現に言い換えたものを後ろに示します。

  • NEDIA INORJ VEID VLOUF_ЯOG SFIA
    夜すなわち闇が街を覆った
  • [要約] INVARCH 〜要するに〜
    前の語、句、節の意味内容に対してそれを要約したものを後ろに示します。

  • YUZ ЯOID DIN DOOM_ЯOG NANSH WIЯOG FIZY.INVARCH ,GENOW DOIZ_ЯOG
    その人間は動かなかったし冷たかった。要するに、死んでいた
  • [結果] APLOZZ 〜その結果〜、〜結果的に〜
    前にある語、句、節の意味内容に対してそれによって発生した結果を後ろに示します。
    順接とは違い、因果関係が間接的だと話者が感じる場合に使用します。

  • VUI ZIT_ЯOG LEX.APLOZZ,VUI LOOM_ЯOG.
    彼は目を閉じた。その結果、彼は眠った。
  • [対比] LOTTIN 〜一方〜
    前にある語、句、節、文の意味内容に対してそれと対比させたい事柄を後ろに示します。

  • VUI HИUN-SVEET_ЯOG PLOW YUNED.LOTTIN,QUI HИUN-KROKK_ЯOG PLOW YUNED.
    彼はそこへ走っていった。一方、彼女はそこへ歩いていった。
  • [継起] STENDGH 〜してから 〜それから
    前にある語、句、節を事前動作とし、後ろに事後動作を示します。

  • VUI FALAL_ЯUZ STENDGH LOOM_ЯUZ
    彼は歌ってから眠る
  • [同時] LULINCH 〜しながら、それをしながら
    前にある語、句、節を付帯動作とし、後ろにそれと同時に行われる主要動作を示します。

  • PLEIZ WONZ GENOW PЯAYM_ЯES LULINCH LUTEW GRAP_ЯES TERM
    画面を見ながら林檎を食べている
  • [条件] HABINJ 〜すると、すれば
    前にある語、句、節の意味内容を条件とし後ろにその結果を示します。

  • TASH_ЯUZ EZ DEP HABINJ SEED AMP_ЯUZ
    このボタンを押せば扉が開く
  • [反条件] OVINK 〜しないと〜
    前にある語、句、節の意味内容を反条件とし後ろにその結果を示します。

  • TASH_ЯUZ EZ DEP OVINK SEED DIN AMP_ЯUZ
    このボタンを押さないと扉が開かない
  • [仮定] LUTEIŸ 〜なら、〜それなら
    前にある語、句、節を仮定とし、後ろにその結果を示します。
    LUMEEŸ

    • XEAR VEES_ЯUZ PLOW LEXÄ LUTEIŸ ЯAI EKON VEES_LIM≫ЯES
      月へ行けるなら私は行ってみたい
  • [反仮定] SPAGNEEZ 〜さもなくば、〜しなければ
    前にある語、句、節を反仮定とし、後ろにその結果を示します。

  • FEW GRAP_ЯUZ TERM SPAGNEEZ ЯAI GRAP_ЯUZ TERM
    貴方が林檎を食べなければ私が林檎を食べる

【連結系】

  • [同格] STORC 〜である〜、〜という〜
    前の語、句、節を「=」の意味で後ろの名詞と連結するように修飾する機能を持ちます。

  • ЯOID STORC VUI
    人間である彼
  • [属格]
    日本語では「の」にあたるもの(語順的にも)ですが、ゼノスでは下記のように9種類があります。
    格という名称ですが機能的に連結系に分類されています。
主格属格WICH
対格属格OV
所有属格ЯEVY
性質属格FИUZ
同格属格OAR
起源属格HAJJ
目標属格TUXH
内容属格OIXH
視点属格ZUK

「A 属格制御詞 B」はいずれも日本語にすれば「AのB」になりますが、それぞれ意味が異なります。
詳細は下記の通りです。

  • [主格属格]WICH
    基本的にBの位置に来るのは動名詞になり、
    動名詞を動詞として考えた場合にAの位置に置かれる語がその動詞の主語になる属格です。
    Bが名詞の場合はAが行う、使用する(ための)Bの意味になります(例えばBが本であればAが読むBの意味)。

  • VUI WICH SVEETITH
    彼の走り

  • VIKTOL WICH FÖRM
    男性の服
  • [対格属格]
    基本的にBの位置に来るのは動名詞になり、動名詞を動詞として考えた場合にAの位置に置かれる語がその動詞の目的語になる属格です。
    Bも名詞の場合は「Aを使用・付帯・付属(着用)しているB」等の意味になります。

  • DAѤL OV GAIZEN
    壁の破壊

  • ORPETZ OV QÄLS
    メガネの女
  • [所有属格]
    「Aが所有しているB」や「Aに所属しているB」等の意味になる属格です。
    所有には分離可能所有と分離不可能所有がありますが、区別はしないので両方この所有属格を使用します。
    全体の中の部分(例えば”コップのふち”)やある範囲の時(時間や季節など)の部分(例えば”夏の日”や”今日の3時”など)や「Aにある・いるB」のようなAという場に存在するBという意味でも使用されます。
    Aが場所や空間を表す名詞でBが動名詞の場合はAがBの動作を行う場として解釈されす。
  • 例(分離可能所有)
    QUI ЯEVY SHEGINS
    彼女の髪
  • 例(分離不可能所有)
    VUI ЯEVY PÄLM
    彼の家

  • HAIC ЯEVY FAM
    空の雲

  • SELARV ЯEVY HELSITH
    宇宙の生活
  • [性質属格]
    「Aの性質を持ったB」「Aという材質のB」等の意味になる属格です。
    属性、性質、特質、材質を表します。
    回数や期間等を表す語句も性質と考えてここに含まれます。

  • NEѤJ FИUZ SEED
    木のドア

  • SILIL FИUZ NEON
    母の愛

  • STEIPASWEEK FИUZ LUPORTITH
    三日間の滞在

  • FEIZXELOZ FИUZ DROѤMITH
    一時間の遅れ
  • [同格属格]
    「A=B」「AであるB」「AというB」の意味になる属格です。

  • MEXITH OAR QUI
    機械の彼女
  • [起源属格]
    AがBの起源、発生源を表す属格です。
    原因や制作者等もここに含まれます。

  • VUI HAJJ NOX
    彼の本

  • LEXÄ HAJJ FION
    月の光
  • [目標属格]
    Aに向けたB、Aに対するBの意味になる属格です。
    用途もこれに含まれます(Aに対して使用するB、Aのために用いるB)。

  • VUI TUXH TELEPH
    彼の手紙
  • [視点属格]
    Aから見てB(になる)、Aにとって(の)B等の意味になる属格です。

  • 国の敵
    DAIM ZUK JENOZ
  • [内容属格]
    AがBの内容を表す属格です。
    これは例えばBが絵であればAがその内容(Aが書かれたB・Aを書いてあるB等)になり、Bが箱であればAはその内容物(Aが入っているB)になります。

  • QUI OIXH SELPH
    彼女の写真

    TEWRE OIXH KONG
    お茶の缶
    ただこれらはあくまでも明確に区別したい時に使用する属格で、実際の使用では上記のいずれか、もしくは重複的に解釈が可能な万能属格の接尾辞「'Ж」を使用するのが一般的です。
    これはそのまま名詞に後接します。
    この万能属格は制御詞という扱いではないので、動詞の左側だけでなく右側でも使用可能です。
    注意が必要なのは、この接尾辞は前にある語がS、Z、T、D、SH、J、C、TS、TZ、DGHの子音で終わっている場合は発音は/ɾ/になり、それ以外は/z/になります。
    (ちなみに人称系の属格も同様にいずれかに解釈が可能な万能属格なので、人称の場合は「'Ж」ではなく人称系の属格を使用します)


  • VUITS SVEETITH
    彼の走り

    QUITS SHEGINS
    彼女の髪

    GERZ'Ж ЯOID
    軍の人間

    ちなみに複合名詞は単純に言ってしまえば上の例の万能属格接尾辞すら外して前項要素と後項要素を直接連結した状態になるので、必然的に前項要素と後項要素の意味上の関係は明確には判断できない事になります。


  • VIKTOLFÖRM
    男性服

    DAѤLGAIZEN
    壁破壊